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LLR さん

エルエルアール

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人[LLR]福田恵悟/伊藤智博の動画や情報を紹介。

LLR


LLR
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LLR メンバー

福田恵悟

よみがな:ふくだけいご
本名:福田恵悟
生年月日:1979年11月9日
血液型:

伊藤智博

よみがな:いとうともひろ
本名:伊藤智博
生年月日:1979年10月16日
血液型:A型

Blog

LLR伊藤智博note

  • サプライズ
    on 2021年8月12日 at 17:52

    安本:そろそろ来る頃かな?小林:うん安本:もう大丈夫だよな?小林:うん安本:よし、頼むぞ小林:・・・あのさ ※ピーンポーン 安本::お、来た来た。 安本、出ていく 小林:・・・はあ 安本、柏木、来る 柏木:ウィッスー小林:ウィッスー柏木:安本の家来たの初めてだわ。小林、もう来てたんだ、早いね小林:うん、今日暇だったからさ柏木:たしかに部活ない休みの日って結構暇だよな安本:滅多にない休みなんだから楽しまないと柏木:でも昨日の試合で3年は引退かぁ安本:PKで負けて引退って悔しいだろうな小林:たしかにね安本:まあ、しょうがねーよ。勝負は時の運だからさ。俺らの代はもっと勝てるように頑張ろうぜ柏木:安本切り替え早いな安本:俺はお前らと違って昨日試合出てないからさ、早くレギュラー取らないと柏木:俺らもまだまだだよ、昨日だってほとんどなんにもできなかったし小林:うん。先輩たちのぶんまで頑張らないと安本:でも、りか先輩に会えないのは寂しすぎるよなー柏木:またそれかよー小林:・・・安本:だってこんなに早く負けるとは思ってなかったからさ柏木:たしかにな安本:レギュラーなったら告白しようと思ってたのによー柏木:まあまあ、勝負は時の運だろ安本:誰だよ、そんなこと言ったの柏木:お前だよ安本:クソー!もう今から告白しちゃおうかな小林:い、今から?安本:きっと、りか先輩も今落ち込んでるだろ、それを優しく慰めてあげるんだよ、俺が柏木:すごいギャンブルじゃない?安本:いや、これはチャンスだよ、ストライカーの勘がそう言ってる。イチかバチか、いくしかねー柏木:すごい勢い安本:よし、今から電話するわ。柏木、小林、俺がゴール決められるよう祈っててくれよな柏木:ま、まあ頑張れよ小林:・・・あのさ安本:なんだよ小林:やめといた方がいいんじゃない?安本:おいー、水差すようなこと言うなよー小林:いや・・・柏木:小林?どうした?小林:・・・実は、俺、付き合ってるんだ安本:は?柏木:え?誰と?小林:・・・りか先輩安本:・・・は?柏木:え?マジで?小林:うん安本:は?柏木:い、いつから?小林:大会始まるちょっと前くらい。りか先輩に告白されて安本:・・・は?柏木:な、なんだよー、言えよー。あ、だから練習終わった後とっとと帰っちゃう時あったのかー、い、言えよー小林:ごめん柏木:いやいや、おめでとう、良かったじゃん。な、なあ安本?安本:・・・ふざけんじゃねーよ、小林お前、俺がりか先輩のこと好きなこと知ってただろ?小林:いや、冗談かと思ってたからさ安本:冗談でそんなこと言うかよ、信じられねーよ、こいつ!柏木:安本、落ち着けって安本:こいつ舐めてんだよ、ずっと馬鹿にしてたのか?レギュラーもりか先輩もゲットしましたーって。影で俺の事笑ってたんだろ?小林:そんなことないよ安本:言っとくけど、昨日の試合負けたのお前のせいだからな小林:は?なんだよそれ安本:何回もミスしやがってよ、外から見てたらお前だけレベル下だったよ柏木:おい、今そんなこと関係ないだろ安本:わざとミスしたんじゃねーの?早めに負けたらその分たくさんデートできるもんなー柏木:おい、安本!小林:レギュラーにもなれねーやつに言われたくねーよ柏木:小林?小林:お前そんなんだからレギュラーにもなれないんだよ安本:てめー、やっぱ馬鹿にしてんじゃねーか柏木:ちょ、落ち着けって小林:・・・帰る 小林、出ていく 安本:待てよ、くそ野郎!柏木:落ち着けって安本:くそ・・あいつがあんな奴なんて思わなかったよ柏木:たしかに、びっくりしたけどさ、小林もなかなか言い出しづらかったんじゃない?安本:もうあんな奴、友達でもなんでもねーよ、二度と口きかねー柏木:そ、そんなこと言うなって 部屋の明かり消える 柏木:わ!なにこれ?停電? 小林、ケーキを持って入ってくる 小林、安本:ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデートゥーユー、ハッピバースデーディア柏木―柏木:え?なにこれ?安本:おめでとー!柏木、明日誕生日だろ?柏木:そうだけど、え?安本:サプライズだよ、サプライズ。なあ、小林小林:そう、サプライズ柏木:え?じゃあ今のケンカは?安本:ウソでーす柏木:ウソかい!なんだよー!メチャクチャびびっちゃったじゃん!え?小林がりか先輩と付き合ってるのは?小林:ウソだよ柏木:ウソかい!やばいねお前ら安本:いやー、ここまでうまくいくとは思わなかったなー(柏木のマネして)ちょ、安本、落ち着けって3人、笑う柏木:やめろよー。でも、なんで明日じゃなくて前日にしたの?安本:そりゃ、明日はデートだろ?小林:みれいちゃんと柏木:え?知ってたの?俺らが付き合ってるの安本:そこまで込みのサプライズだからな柏木:やられたー!マジで悔しい!お前らの時も絶対やり返すわ。誕生日いつ?小林:先に言ったら意味ないじゃん柏木:いいから教えろって安本:俺、2月14日柏木:バレンタインかよ!ウケる!似合わねー!安本:うるせーな柏木これはおもしろくなりそうだ、小林は?小林:俺は・・・柏木:なんだよ、言えよ、やり逃げはなしだぞ安本:そうだよ、言えよー小林:・・・今日柏木:・・・え?安本:・・・今日?小林:・・・うん、今日柏木:・・・安本:・・・小林:・・・柏木:な、なんか安本:ごめん続きをみる

  • 『クローゼット ZERO』〜最終回〜
    on 2020年6月4日 at 18:17

    [⑰大会当日]*ダンスコンテスト会場     全員   板付き     ものすごい歓声―明転―    ホー学、クズ高、時雨のダンスを見てる一同:・・・・・。晃一:・・・やっぱすげーな。恵介:ああ、他の奴らとは段違いだ・・・。慎治:本当にあいつらに勝てんのかよ?守:大丈夫です、自分を信じましょう。ジョー:そうね!信じるものは、すぐ割れるね!晃一:割れてどうすんだよ!修兵:縁起でもない・・・。怜:大丈夫だ、こんなこと言いたくねーが、お前らなかなかセンスあるよ。凌:褒めるなら素直に褒めろよ。守:根性もありましたね。美樹生:守に褒められるのは嬉しいな。元気:大丈夫、勝てる。一同:!!!??晃一:げ、元気がポジティブなことを・・・。恵介:珍しい・・。ジョー:砂漠に雨が降るね。修兵:縁起いいのかな?―すごい歓声―凌:お、終わったか?NA:鳳凰学園、九頭竜高校のみなさんは、準備してください。鳳凰学園、九頭竜高校のみなさんは、準備してください。晃一:・・・いよいよだな。怜:ああ。慎治:そういや、市長、あれからなにもしてこなかったな。修兵:ああ。ってか、あんたケガ大丈夫なのかよ?慎治:おう、お前の薬、本当に効くんだな。ビックリだ。修兵:まあな。ジョー:恵ちゃん、パッション忘れちゃだめよ。恵介:あたりめーだろ!守:みなさん、落ち着いてやれば絶対大丈夫ですからね!元気:トット・・・かわいい。晃一:なんか、敵か味方かよくわかんなくなっちまったな。怜:たしかにな(笑)凌:そんなのもう関係ねー。全力を出し切るだけだ。美樹生:どっちが勝っても恨みっこなしだ。     みんな、うなずく晃一:よし、美樹生・凌:いくぞおらー!!!全員:おっしゃー!!!!―暗転―     ホー学   板付き―明転―     ホー学、ダンスダンス終わり、盛大な拍手美樹生:どうだ、俺たちは全力でやったぜ。あとは、テメーら次第だ。楽しみにしてるぜ。―暗転―     クズ高   板付き―明転―     クズ高、ダンスダンス終わり、盛大な拍手凌:見たか、これがクズ高だ!―暗転―     全員   板付き―明転―     みんな、そわそわしてる晃一:おい、結果出るの、遅くねーか?怜:それだけ拮抗してたってことだろ(声が裏返っている)恵介:なんだよ!怜メッチャ緊張してんじゃねーか!怜:う、うるせーな。守:怜さんもかわいいとこあるんですね。修兵:れ、怜さんが緊張・・ブアーハッハッハ!(爆笑からの過呼吸)慎治:ヤベー!ツボ入りやがった!怜:なんなんだよ!俺よりも全然緊張してる奴らがいるだろ!     美樹生、凌、白目剥いている晃一:まあ、あいつらは莉奈ちゃんまでかかってるからな。おい、麻生、本当にあいつらのどちらかでいいのかよ?怜:ああ、あいつらだったら文句ねーよ。NA:お待たせいたしました。結果を発表いたします。一同:!!!!!NA:優勝は・・・・鳳凰学園そして、九頭竜高校。繰り返します、優勝は、鳳凰学園、九頭竜高校、両校同点の結果、両校優勝ということになります。晃一:・・・同点?恵介:ということは?慎治:廃校は・・・全員:なしだーーー!!!!     みんな、抱き合って喜ぶ美樹生:なんだよ、怜の母ちゃん、粋な計らいすんじゃねーか!!怜:・・・母さん。凌:バカ、実力だろ、実力!慎治:あれ?これ・・・(手紙を見せる)晃一:手紙?慎治:麻生のポケットの中に入ってたぞ。守:(手紙を見て)えっと・・・まう、すみし?晃一:麻生純子な。先生、どんな読み方してんだよ。怜:母さん?(手紙を受け取り)・・・鳳凰学園、そして九頭竜高校のみなさん、私は・・・NA:(純子)私は、この街にとって誇れるものはなにか、ずっと考えていました。名所も娯楽も、なにもないこの街の。そして見つけました。それは、みなさんの熱いパワーでした。みなさんの若さ溢れるパワーは、どんなに綺麗な景色よりも輝いて見えました。私は、そのパワーをケンカではなくダンスにぶつけてみて欲しかった。そのパワーは、全国に、いや、世界に誇れるものです。みなさんの輝ける未来に期待しています。海老原市市長、麻生純子。凌:・・・なんだよ、最初から手のひらの上で転がされてたのかよ。怜:・・・母さん(泣く)晃一:えっ?麻生?修兵:!?怜さんが泣いてる!?・・・クッ、ククク・・・慎治:バカ!空気よめよ!恵介:今日は貴重なことだらけだな。美樹生:まったく、不器用な親子だな。     一同、笑う―暗転― [⑱フィナーレ]*川原     全員   板付き凌:てめー!ふざけんじゃねーぞ!美樹生:こっちのセリフだこらー!!―明転―     美樹生と凌、掴み合い凌:俺が告白する!美樹生:俺だ!!     まわりのみんな、呆れてる晃一:引き分けは想定してなかったもんなぁ。     莉奈、来る莉奈:なんですか?大事な話って?     美樹生、凌、ダンス怜:こいつらが話があるんだってよ。美樹生:・・・(緊張)凌:・・・(緊張)莉奈:どうしたんですか?美樹生・凌:莉奈ちゃん!     二人、顔を見合わせる     お互い負けじと美樹生・凌:俺と付き合ってくれ!!     二人、手を出す晃一:同時にいったー!!莉奈:えっ、えっと・・・どうしよう・・・怜:はっきりしてやれよ、恨みっこなしだ。莉奈:・・・・・     一同、固唾を呑んで見守る莉奈:・・・・・ごめんなさい!!全員:えーーーーーー!!!!莉奈:私、付き合ってる人いるんで・・・。凌:そ、そんな・・・。美樹生:ま、マジかよ!怜、どうなってんだよ。怜:聞いてない・・莉奈!お兄ちゃん聞いてないぞ!一体どこのどいつだ!!みんな:えっ!?莉奈:おにいちゃんの知らない人、今NSC通ってる、未来の人気芸人。怜:なんだそれ!なんでそんな大事な事だまってるんだ!認めん!お兄ちゃん認めんぞー!!晃一:こいつ、マザコンでシスコンだった!とんでもんねー!怜:認めんぞー!!     怜、莉奈を追い掛け回す美樹生:おい怜、落ち着け!     みんなで怜を抑えにかかる     わちゃわちゃ―徐々暗転――暗転途中で―修兵:なんだってー!!―明転―     一同、動き止まる晃一:ど、どうしたんだよ、急に大声出して修兵:今、盗聴してたんですけど・・・恵介:またそんなことしてんのかよ。晃一:そんで?なにがあったんだよ?修兵:え、海老原市が・・・ニューヨークと姉妹都市契約を結ぶって。一同:ニューヨーク!?美樹生:怜の母ちゃん、またでかいことしようとしてんな。ジョー:どこまでも貪欲ね。修兵:それで、俺ら全員・・・慎治:なんだよ、俺らもなんかあんの?恵介:また廃校とか言い出すんじゃねーだろうな?修兵:俺ら全員・・・ニューヨークに、ダンス留学だって・・・。晃一:ダンス留学!?守:しかもダンスの本場、ニューヨーク・・・元気:(大声)すげーーーーー!!!一同:!!!!???晃一:ここへきてなんて声出すんだよ!怜:ただそれくらいの衝撃はあるな・・・。晃一:おい、どうする?ニューヨークだってよ?美樹生:そんなの決まってんだろ。凌:ああ。わかってんな、お前ら。     一同、頷く全員:ぶっ潰す!!!!     ダンス 続きをみる

  • 『クローゼット ZERO』〜その10〜
    on 2020年6月3日 at 20:33

    [⑭怜、怒る]*麻生家     純子、怜   板付き怜:どういうことですか!?―明転―     怜、純子に詰め寄る怜:なんであんなことしたんですか!?純子:なにをそんなに怒ってんのよ?怜:どうしても、僕らの邪魔をしたいんですか?バイクではねようとするなんて・・・。純子:バイク?だから、なんの話かわからないって言ってるでしょ。もういい?私忙しいのよ。怜:昔の母さんはこんなことしなかった・・・。純子:昔の話なんてやめてよ、私は前に進んでるの。あなたもいい加減大人になりなさい。怜:目的のためには手段を選ばない大人にですか?純子:それが子供だって言ってるのよ。はっきり言ってあげるわ。九頭竜高校は、この街にとって害虫なのよ。害虫は駆除しないといけないでしょ。怜:・・・。純子:わかったならもう行って。言ったでしょ?忙しいのよ。怜:もういい・・・。純子:なに?     怜、髪をかきあげ、ネクタイもゆるめ、いつもの格好に怜:もうたくさんだ・・・あんたの計画・・・ぶっ潰す!純子:なに言ってるのよ。いったいあなたになにができるって・・・     怜、胸ポケットから書類を取り出し、ブチまける純子:これは?怜:あんたが今までしてきた不正の数々だ。俺の仲間が集めた。純子・・・・(書類を見る)怜:これ以上、俺たちの邪魔をするな。     怜、出て行く純子:困った子ね・・・。(書類を見て)こんなやり方で集めた証拠なんて、なんの役にも立たないのに。・・・それにしても(微笑む)あの子の口から仲間なんて言葉が出てくるなんてね。     純子、電話を取り出しかける純子:理事長、余計なことしてくれたわね。バイクではねようとするなんて、もしものことがあったらどうするつもりなの?言い訳はいいです。あなたの後任はもう見つけてありますから。それじゃ、さようなら。(電話切る)・・・楽しみだわ。―暗転― [⑮約束]*海老原駅駅前―明転―     凌、出てくる。足元見ながらステップの確認をしている     莉奈、反対側から出てくる、凌に気付く莉奈:あっ!凌:ん?(莉奈に気付き)うわわわわ!!(どこかに隠れようとするが、そんな場所はない)莉奈:九頭竜高校の、比留間さんですよね?凌:えっ?どうしておれ・・僕の名前を・・・莉奈:この街じゃ有名人じゃないですか。・・・あんまり良くない意味でですけど。凌:!!!(ガーン)莉奈:あ、でも今はダンス頑張ってるんですよね?凌:そそそ、そうなんです!ケンカはもうやめました!莉奈:うふふ、偉いですね。凌:!!!(ハッピー!)莉奈:兄も褒めてました。あいつはなかなか筋がいいって。凌:お、お兄様が!?・・・(小声)あいつ、いいとこあんじゃねーか。莉奈:来週ですよね?ダンスの大会。凌:そ、そうです。来週です。莉奈:私も観に行くんで楽しみです!凌:えっ!!!!莉奈:それじゃあ、頑張ってくださいね!     莉奈、行こうとする凌:あ、あの!莉奈:はい?凌:あ、来週の大会で、俺たちが勝ったら・・・莉奈:?凌:俺と・・・NA:(美樹生)お互い全力でやろうじゃねーか。凌:ぐ・・・。NA:そして、勝った方が莉奈ちゃんを手に入れる!比留間、勝負だ!莉奈:?どうしたんですか?凌:い、いや・・・気をつけて帰ってくださいね。莉奈:はい、ありがとうございます!それじゃあ、さようなら!     莉奈、行こうとする凌:あ、あの!莉奈:はい?凌:・・・俺たちが勝ったら・・・莉奈:?凌:俺と・・・NA:比留間、抜けがけすんじゃねーぞ。凌:はっ!な、なんでもないです。莉奈:?そうですか、それじゃあ。    莉奈、行こうとする凌:あの!莉奈:はい?凌:やっぱり、俺と・・・NA:比留間・・・凌:やっぱいいです・・・。莉奈:はあ。じゃあ。     莉奈、行こうとする凌:あの!NA:しつけーぞ!!!凌:はっ!すまん!莉奈:?大丈夫ですか?凌:!!!だ、大丈夫です!ダンス、頑張ります!莉奈:ふふふ、比留間さんて、おもしろい人なんですね。凌:え?莉奈:本当に頑張ってくださいね!応援してますから!凌:は、はい!!!     莉奈、ハケ凌:・・・やってやるぜ!うおー!!!!―暗転― [⑯大会に向けて]     守、元気、板付き―明転―     二人、ダンスバトル守:元気さん、本当に上手ですよね。僕が教えられることなんにもないですよ。元気:・・・(ドーナツを取り出し、渡す)トット。守:あ、ありがとうございます。     恵介、ジョー、来る     ダンス練習しながらジョー:恵ちゃん、その服もイカしてるね!恵介:だろ?お前のもなかなかいいじゃん。ジョー:だよね!?恵ちゃんならわかってくれると思ったよ!     修兵、ビンをたくさん持って通り過ぎる―暗転―続きをみる

  • 『クローゼット ZERO』〜その9〜
    on 2020年6月2日 at 19:16

    [⑫猛特訓]―明転―     全員、筋トレ、手押し車     凌と晃一のペア、美樹生、怜のペア、競り合い美樹生:オラオラ!凌:おい、晃一、足しっかり持て!     それを、守、元気ペアが抜いていく一同:・・・・。―暗転―     全員(守以外)   板付き―明転―     ダンスの練習、怜が指示を出す怜:おい、修兵、ずれてるぞ!修兵:す、すいません!     守、竹刀持って出てくる守:おら!そこ!ワンテンポおせーんだよ!!美樹生:ま、守が・・・。―暗転――明転―     それぞれ、普段の生活でも、無意識にステップ踏んでる     晃一、エロ本読みながら     恵介、髪の毛セットしながら     慎治、家の手伝いしながら     美樹生、家でDVD見て泣きながら     など[⑬妨害]*道端―明転―     慎治、守、歩いてくる(守は竹刀持ってる)     二人、スマホで時雨の動画見てる慎治:やっぱこいつらうめーな。守:でも、みなさんもドンドンうまくなっていってますよ。怜さんが言ってた通り、もともとの身体能力が高いんですね。慎治:そうか?守:はい、みなさん自覚してる以上に上達してますから。このペースでいけば、いい勝負になるんじゃないかな。見たところ、このグループ、ウメジュンって人以外たいしたことないですから。慎治:先生にそう言ってもらうと、自信持てるな。これも先生の指導のおかげだな。守:いやいや、僕なんて。ただ見てるだけですから。(竹刀を振り回す)慎治:あれのどこが見てるだけなんだよ・・・。守:じゃあ、僕こっちなんでここで。慎治:おう、気をつけてな。守:はい、おやすみなさい。     守、ハケ慎治:(スマホ見て)いい勝負できるか・・・。SE:バイクのエンジン音慎治:ん?なんだ?―バイクの音が近づいてくる慎治:え?―暗転―続きをみる

  • 『クローゼット ZERO』〜その8〜
    on 2020年6月1日 at 19:17

    [➉純子と怜]*麻生家純子   板付き―明転―     純子、出かける準備をしている     怜、部屋に入ってくる純子:なんなの?ノックもしないで。私これから・・・怜:どういうことですか!?純子:なんのこと?怜:今度の勝負、ウチが勝つように仕組んでるんですよね?純子:あら?なんの話かしら?怜:とぼけないでください!純子:まったく、どこから情報が漏れてるのかしら。本当にだらしないんだから。怜:なんでそんなことを。純子:万が一のことを考えてよ。念には念を入れて。勝負っていうのはなにがおこるかわからないんだから。怜:だからって・・・純子:怜、甘いこと言わないでちょうだい。勝負は勝たないと意味ないの、勝ち続けないと。万が一なんてあってはならないのよ。怜:僕のことを、信用してもらえないんですね・・・。純子:・・・はあ、もういいわ。怜:え?純子:あなたがそこまで甘い考えだったとはね。もう、あなた達は大会出なくていいわよ。怜:!?ど、どういうことですか?純子:実はね、あなた達の学校だけじゃなく、この海老原市も近々隣の朝比奈市と合併することになってるのよ。怜:え・・・純子:それで、朝比奈市の学校にもダンス大会に参加してもらうことにしたのよ。この子達に出場してもらおうと思ってるのよ。(資料を渡す)怜:こ、これは・・・。純子:本当はこの海老原市から優勝者が出てくれた方が、後々有利にことが運べるんだけどあなたがこんな情けないようじゃね・・・まあ、しょうがないわ。怜:待ってください!純子:怜、念には念を入れてっていうのはこういうことを言うのよ。勉強しなさい。怜:・・・。純子:じゃあ私は事務所の社長と食事があるから出かけるわね。今晩は莉奈と二人ですませてちょうだい。じゃ、いってきます。     純子、ハケ怜:・・・クソ。―暗転― *道端―明転―     怜、トボトボと歩いてくるNA:(ここから昔の純子の声)怜ちゃん、こっちおいで。     怜、立ち止まるNA:怜ちゃんはいい子ねぇ。怜:・・・母さん・・・。NA:怜ちゃんに妹ができるのよ。お兄ちゃんになるんだから、しっかりしないとね。NA:怜ちゃんと莉奈は、私の宝物よ。怜:母さん。NA:あなた、なんでいつもそうなのよ?怜、あなたは向こうに行ってなさい。怜:・・・・母さん?NA:もういいわ。あなたとはもうやっていけない。別れましょう。NA:怜、お母さん忙しいの、また今度にして。怜:母さん!NA:今週の日曜ですか?ええ、大丈夫です、ありがとうございます。怜:・・・。NA:はー、まさか全部落ちるとはね・・・父親に似たのかしら。いいわ、あなたは鳳凰学園に通いなさい。怜:待って・・・NA:私がこの街を変えてみせるわ。NA:怜、私の期待を裏切らないでちょうだい。怜:母さん・・・NA:はあ、もういいわ。怜:・・・・・うわーーーーー!!!!(叫ぶ)     怜、膝から崩れ落ちる怜:母さん・・・俺は・・・・―暗転― [⑪怜のキモチ]*海老原駅南口     凌、晃一、ジョー、元気   板付き     みんな、イライラしてる 凌:・・・・行くか。晃一:・・・ああ。ジョー:あれ?慎ちゃんは?晃一:そういえば・・・凌:あの野郎、この大事な時に・・・。     怜、来る凌:テメー!なにしに来やがった!!怜:・・・話がある晃一:こっちは話すことなんてねーよ。胸糞わりー。凌:おい、行くぞ。怜:待て、どこ行くつもりだ?晃一:うるせー、どけ。怜:待て・・・凌:しつけーな!殴り込みだよ!お望み通り学校やめてやるよ!裏でコソコソしやがって・・・そんな大人ぶっ潰してやんだよ!!怜:な、なに言ってるんだ。晃一:せいせいしたろ?思い通りになって。てめーは一生ママの言うこと聞いてろ。凌:もう二度と俺らにツラ見せんな。おい、行くぞ!ぶっ潰してやる!     クズ高メンバー、頷く怜:待て!話を・・凌:うるせー!このネズミ野郎!テメーと話すことなんてねーっつってんだよ!!行くぞ!     クズ高メンバー、行こうとする怜:待てって言ってんだろうが!!(大声)     クズ高、止まる怜:学校やめる?やめてどうする?凌:なんだと?(怜に詰め寄る、にらみ合い)怜:お前ら、今までの状況がどれだけ恵まれてるかわかってるのか?好き勝手やってても、所詮俺らなんて親のすねかじって生きてんだよ!嫌だから学校やめんのか?その後はどうすんだ?もっと嫌なことが待ってる!仲間とも会えなくなる!凌:・・・。ジョー:それは困るね・・・。怜:逃げんじゃねーよ!現実から目を逸らしてもなんも変わんねーんだよ!今のこの状況でどうにかするんだよ!いくら上が腐ってても、俺らまで腐っちまってどうすんだよ!自分たちの居場所をテメーで捨てるようなことするんじゃねーよ!大事なもんはテメーで守るしかねーんだよ!自分たちでどうにかしなきゃいけねーんだよ!一同:・・・。怜:頼む、今回の件、いったん俺に預けてくれ。凌:なに言ってんだテメー、今さらテメーのこと信用なんて・・・怜:頼む!俺を信用してくれ!(土下座)一同:!!     慎治、ホー学メンバー、来る美樹生:怜・・・。     美樹生、怜のそばに行き、怜を引き起こす怜:美樹生・・・。     美樹生、怜をブン殴る一同:!!!晃一:な、なにしてんだよ・・・。美樹生:てめー、一人でなにやってんだよ!怜:え?美樹生:なにがあったのか知らねーけどよ、全部抱え込んでんじゃねーよ!俺らがいんだろ!なんのための仲間なんだよ!なんでなんにも話さねーんだよ!俺らお前のなんなんだよ!怜:美樹生・・・。     修兵、怜の前で土下座修兵:すいませんでした!俺、怜さんのことなんも考えないで余計なこと・・・怜:修兵・・・。恵介:なあ、俺らにも話してくれよ、なにがあったんだよ?凌:おい、お前らなに勝手なこと・・・     修兵、クズ高の前で頭を下げる修兵:頼む!怜さんの話聞いてくれ!凌:な・・・     守、クズ高の前に行き、頭を下げる。守:僕からもお願いします!晃一:先生・・・。美樹生:怜は、怜はあんな裏切りするような奴じゃねぇ、なにか事情があると思うんだ、信用してやってくれ、頼む。(頭を下げる)     恵介も頭下げる一同:!!!怜:みんな・・・。晃一:・・・凌、どうする?凌:・・・ここまでされちゃあ、聞くしかねえだろ・・・おいお前ら、頭あげろよ。美樹生:助かる。おい、怜、聞かせろよ。怜:すまん・・・。本当のことを言うと、母親がクズ高のことを潰したがってるのは最初からわかってたんだ。凌:じゃあ、お前もそのつもりだったってことかよ!?怜:違う!俺は、俺は・・・俺はなんとか・・・どっちも生き残れるようにしたかったんだ。晃一:どっちも?怜:あの人は、この街を自分の代で変えてーんだ。そのための手っ取り早い方法は、この街のマイナスイメージをすべて消し去ること・・・慎治:それが、俺たちってことか。怜:ああ。その結果さえ出せば、この街での地位は絶対なものになる。そしてこの街での実績を引っさげて、いずれは国会議員の座も視野に入れてる。あの人は目的のためには手段は選ばない。邪魔になるものは切り捨てもする・・・。晃一:切り捨て?怜:俺は、そんなやり方やめてもらいたかった。だから、俺らもお前らも生き残れる方向へ持ってきたかったんだ。そんな俺のやり方が気に食わなかったんだろうな・・・。晃一:それで、お前のことまで切り捨てたってことかよ・・・。怜:もう、代わりまで用意されてた・・・。美樹生:そんなことがあったのか・・・。凌:それにしても、テメーの母ちゃんは血も涙もねーな。実の息子を切り捨てるなんてな。そんな奴母親失格だ。裏切っちまえよ。晃一:そうだよ、もうそんな義理もねーだろ。元気:最低・・・ジョー:うん、ゲコクジョーね、ゲゴクジョー!凌:よし、やっぱり殴り込みだ!お前ら・・・怜:やめてくれ!一同:!?怜:やめてくれ・・・あんな人でも、俺の・・・俺の母さんなんだ・・・。美樹生:怜・・・。怜:昔は、あんな人じゃなかった・・・。凌:・・・すまん。怜:・・・俺は、昔の優しかった母さんに戻ってもらいたかった・・・。守:怜さん・・・。美樹生:お前、欲張りすぎだろ。一人でそんな・・・。恵介:でもよ、これからどうすんだよ、もう代わりまで用意されてるんだろ?怜:ああ、こうなっちまったらもう母親がどうとか言ってる場合じゃねー。幸い、大会の出場を取り消されたわけじゃない。大会は出る。そして・・・俺らの代わり、そいつらはどうにかして辞退させる。晃一:辞退?そんなことどうやってやるんだよ?怜:この戦いは絶対に負けるわけにはいかねー。最悪、力づくでも辞退させる。修兵:力づく・・・。恵介:たしかに、手段は選んでられねーかもな。怜:よし、だから俺らは・・・凌:なに言ってんだテメーら!!!!怜:!?凌:ふざけんじゃねーよ!なにが辞退させるだよ!そんなんで生き残ってもな、嬉しくもなんともねーんだよ!!怜:だが・・・凌:お前言っただろ?俺らまで腐ってどーすんだって。怜:比留間・・・。凌:そんなことしたらお前の母親と一緒じゃねーか!いいか?俺らは腐らねー。お前らも腐るんじゃねーよ!相手が誰だか知らねーけど、実力で勝つんだよ!ズルなんてできねーぐらいの圧倒的な差で勝ちゃいいんだろ!俺はやってやるよ!だから、だからテメーらも全力でかかってこいよ、そんで、お前の母ちゃんの目、覚まさせてやれよ!怜:なっ!お前ダンス素人だろ?勝算あんのかよ?凌:そんなもん知らねーよ!勝つっつったら勝つんだよ!怜:な、なに言ってんだ、こいつ・・・。晃一:お前知らなかったのか?ウチの大将、バカなんだよ。慎治:思い通りになると思ってんじゃねーぞ。ジョー:それでこそ凌ちゃんね。元気:・・・かっこいい。凌:クズ高の底力、なめんじゃねー!真っ向勝負だ!怜:お前ら・・・美樹生:うおーーー!!!(号泣)一同:!?美樹生:(泣きながら)う、う、お前、いい奴だったんだな。凌:お、おい、こいつなに泣いてんだよ・・・。恵介:いや・・・美樹生:(泣きながら)男じゃねーか!男だよ、お前、男だー。凌:お、おう。美樹生:(泣きながら)お前ら、いい頭持ってんな、こんな男なかなかいねーぞ。(晃一に)大事にしろよ。晃一:あ、ああ。美樹生:(泣きながら)俺ぁ感動したよ!こんな不利な状況でよ、正々堂々とよ、こんな男なかなかいねーぞ。(ジョーに)大事にしろよ。ジョー:うん、大事にしてるよ。美樹生:(泣きながら)普通逃げ出したくなるだろ。それをこいつはよ。男だよ。(元気に)大事にしろよ。元気:・・・キモ。美樹生:俺、こんな男初めてだぜ、男だよ、男。(凌に)感動した!!慎治:俺は!?なんでいつもとばされんだよ!凌:こいつ、こんな熱い奴だったんだな。怜:スクールウォーズ見て号泣するタイプだ。おい、美樹生、わかったから泣きやめよ。美樹生:ああ。(顔をゴシゴシ)へへっ、みっともねーとこ見せちまったな。すまねぇ。凌:気にすんな。美樹生:(自分のほっぺた叩いて気合を入れる)よーーーーっし!上等だ!お互い全力でやろうじゃねーか。そして、勝った方が莉奈ちゃんを手に入れる!比留間、勝負だ!凌:莉奈ちゃんを?・・・やべー、そのことすっかり忘れてたぜ・・・晃一:本当、バカだよな・・・。凌:莉奈ちゃんをかけてか、おもしれー、やってやるよ!怜:いや、今莉奈関係ないだろ・・・。晃一:そっちの大将もだいぶバカだな。怜:・・・まあな。美樹生・凌:てめーら、やってやんぞ!!一同:(お互い目で確認して)おっしゃー!美樹生・凌:ぶっ潰す!!怜:ったく、勝手に話進めるなよ・・・。わかったよ。ただ、対策は練っておく。修兵、それに花岡、あとで話聞いてくれ。修兵・慎治:?晃一:あ、そういえばよ、お前らの代わりってどんな奴らなんだよ?怜:ああ、こいつらだ。知ってるか?(写真取り出し、見せる)     一同、覗き込み、驚き晃一:こ、これって!元気:時雨!?怜:こいつら、朝比奈市の高校通ってるみたいだ。晃一:相手プロじゃねーか!!恵介:やっぱ辞退させる方がいいんじゃねーか?守:これはちょっと厳しいですよ。凌:相手は皇潤のもやし野郎か!美樹生:こりゃあ、ますます負けられねぇ。晃一:おい、本気かよ?凌:あたりめーだろ!美樹生:上等だ。怜:ぶっ潰す!晃一:こいつも壊れた!!―暗転―続きをみる

  • 『クローゼット ZERO』〜その7〜
    on 2020年5月31日 at 18:06

    [➇純子と怜]*麻生家純子、怜   板付き―明転―純子:どういうことなの?怜:なにか問題ありますか?純子:あるに決まってるでしょ!なんで九頭竜高校と合同練習することになってるのよ?怜:それは・・・色々ありまして。でも、問題ありません。純子:・・・あのね、怜、あなたは負けることはゆるされないのよ。万が一あなたが負けるようなことがあったら、今まで鳳凰学園につぎ込んできた寄付金が無駄になってしまうのよ?怜:わかってます。母さん、僕を信用してください、母さんをガッカリさせるようなことにはしませんから。失礼します。怜、ハケ純子:・・・あの子は頼りにならないみたいね。(電話をかける)―暗転― [➈陰謀]*海老原駅南口恵介、ジョー   板付き―明転―恵介とジョー、二人で練習ジョー、恵介と同じ服を着ている凌、晃一、慎治、元気、来る凌:なんだお前ら、早いな。ジョー:負けるわけにはいかないからね。晃一:ってか、ジョー、その服どうしたんだよ?ジョー:イカしてるでしょ?恵介:わかる奴にはわかるんだな、このセンス。晃一:いや、ダサいだろ。     修兵、守、来る守:おはよーございます!晃一:おー、先生!ダンスのレッスン頼むぜ。守:はい、よろしくお願いします!     元気、守の前に行き、挑発的な態度守:えっ?元気:負けない。凌:元気、どうしたんだよ?修兵:なんだこいつ・・・。ジョー:元気ちゃんがこんなに感情むき出しなの珍しいね。恵介:これでむき出しなのか?元気:・・・負けない。晃一:いや、元気、お前もダンス十分うまいけどさ、さすがに先生には勝てないだろ。守:元気さんもすごい上手だと思いますよ。元気:かわいさなら負けない。勝負しろ。どっちの方がかわいいダンスできるか勝負。晃一:いやいやいや、無理無理!凌:元気にこんな一面があったなんてな。ジョー:意外すぎるね。慎治:元気、あきらめろ。元気:勝負しろ。晃一:わかったよ、そこまでいうならやってみろよ。どっちがかわいいかだな。・・・じゃあ、元気、ちょっとやってみろよ。どっちがかわいい笑顔か勝負だ。元気:わかった。晃一:よし、じゃあいくぞ。3・2・1、はい。元気:(ダンスして決め、ぎこちない笑顔)晃一:ぎこちな!なんだよそれ、笑ってんのか?怒ってんのか?はたまた泣いてんのか?こんな複雑な表情俺初めて見たぞ!恵介:なんか見てると不安になってくる顔だな。晃一:もういいよ。じゃあ、次は先生の番な。やるまでもないと思うけど・・・。じゃあ先生、お願いします!守:で、できるかな・・・いきます!(ダンスして決め、超絶素敵な笑顔)一同:か、かわいいーーー!!!!     一同(元気と修兵以外)、悶える晃一:これこれ、こういうのね!なにこの笑顔!まぶしすぎるぜ!先生、もういい!これ以上見てたらまぶしさでみんなの目がつぶれちまう!     守、笑顔やめる晃一:ハアハア、危ないとこだったぜ・・・。な、元気、わかっただろ?かわいさに関しては、お前と先生じゃ天と地だ。元気:・・・・かわいい。(守に抱きつく)晃一:おい!!元気:トット!!凌:どうしちまったんだよ。慎治:感情が不安定すぎるな。元気:トットー!!晃一:おい、元気、その、トットってなんだよ?元気:昔・・飼ってた・・・亀。晃一:亀?元気:友達・・毎日いっぱい・・・おしゃべりしてた。恵介:亀と?慎治:いっぱいおしゃべり?元気が?晃一:そのトットがなんなんだよ?元気:家の前で・・・散歩・・・車・・ぺしゃんこ・・・。晃一:え?元気:俺の・・せいで・・トット・・死んだ・・俺がトット殺した・・しゃべり相手・・・いない。・・・しゃべりたくない・・・晃一:元気・・・だからお前・・・元気:(守に抱きつく)トットーーー!!!ごめーん!守:うわっ。晃一:元気!先生はトットじゃないから。元気:わかってる。晃一:え?元気:こいつ・・・かわいい・・・ちょっとトット・・思い出した・・・でもこいつ、トットじゃない。晃一:意外と冷静だったのね。元気:わかってる。・・・でも・・・こいつ、家で飼いたい。恵介:おい、こいつが一番あぶねーじゃねーか!!晃一:元気、とりあえず落ち着け。先生はペットじゃねーんだ。(元気を引き剥がす)元気:わかってる・・・ただの冗談。晃一:なんで急に冷静になるんだよ。お前の冗談わかりにくすぎるよ。ブランクありすぎだろ。元気:・・・。晃一:おい、元気。元気:・・・。晃一:急にもとに戻った!なんなんだよ。・・・わりーな、先生。守:大丈夫です。なんかみなさん、思ってたより愉快な人たちなんですね。クズ高って、もっと悪魔みたいな人の集まりだと思ってました。凌:悪魔は言い過ぎだろ。ジョー:いや、ケンカの時の凌ちゃんは悪魔そのものね。慎治:たしかにな、こんな顔してるからな。(凌の顔真似、バカにしてる感じ)凌:そんな顔してねーだろ!(殴る)慎治:いてっ!ケンカ禁止じゃねーのかよ・・・。守:おもしろいなぁ。修兵:守、あんまり馴れ合うなよ、どうせ短い付き合いなんだからよ。守:修兵さん・・・。修兵:こんな遊んでるヒマあったら、ちょっとでも練習した方がいいんじゃないのか?凌:なんだよ、水差しやがって。心配しなくても、お前らのことはきっちりぶっ潰してやるよ。ダンスでな。修兵:まあ、無駄な努力だとは思うけどね。慎治:なんだよ、やってみねーとわかんねーだろ。修兵:なにも知らない奴は能天気でいいよな。一同:??晃一:・・・どういうことだ?修兵:本当は黙ってようと思ってたけど、かわいそうだから教えといてあげるよ。この勝負、俺たちホー学が勝つ。それはもう決まってるんだ。出来レースってこと。一同:!!!!!!凌:なんだよそれ!(恵介と守に)お前らも知ってたのか!?恵介:し、知らねーよ!今初めて聞いたよ。守:僕もです・・・。恵介:修兵、それホントなのかよ?修兵:はい、今日職員室を盗聴してたら、理事長と校長がそう話してましたから。晃一:盗聴?修兵:(ポケットからスマホ取り出し)こういうどこにでもある携帯も、僕の手にかかれば簡単に盗聴器になっちゃうの。ちょこっといじって周波数さえうまく合わせれば電話の会話を盗み聞きするなんて簡単なんだよ。まあ、君らにこんなこと言っても・・・凌:うるせー!!!修兵:!!凌:そんな御託はどうでもいいんだよ。その、出来レースだっていうの、本当なんだな?修兵:だから言っただろ、理事長と校長が・・・凌:ふざけやがって!!(行こうとする)晃一:おい、(凌を止める)どこ行くんだよ?凌:決まってんだろ、殴り込んでやるんだよ!晃一:なに言ってんだよ!落ち着け!凌:落ち着いてられるわけねーだろ!(行こうとする)クズ高メンバー、凌を取り押さえる     恵介、守はショックを受けてる修兵:殴り込んだところで自分たちの首をしめるだけだけどな。凌:テメー!!(修兵に掴みかかる)修兵:ヒッ!晃一:やめろって!    もみ合いになる    美樹生、怜、来る美樹生:おい、なにしてんだよ?やっぱりケンカでケリつける気か?怜:これだからバカは困る。昨日の話、もう忘れたみたいだな。凌:なんだとコラ!!!(修兵から手を離し、怜の方に向かう)晃一:凌!(止める)修兵:怜さん、こいつら、現実受け入れられないみたいなんで教えてやってくださいよ。怜:?なんの話だ?守:今回の勝負が出来レースで、僕らが勝つことが決まってるって、修兵さんが・・・美樹生:はあ?なんだよそれ!怜:!修兵:すいません、せっかく怜さんがうまいこと話進めてたのに、喋っちゃいました。一同:!!??恵介:怜が話を?凌:テメーもグルってことか?おい!怜:・・・・。(考え込んでいる)凌:なんとか言えコラ!修兵:怜さんが、市長の指示で動いてんですよね?怜:・・・クソ。美樹生:怜が?恵介:マジかよ・・・     ホー学、戸惑い凌:テメー!!(怜に殴りかかろうとする)     美樹生、凌の腕を掴む美樹生:おい、ここで手出したら、俺も止まらねーぞ。凌:あ?テメーんとこのが俺らはめてたんだろうが!美樹生:まだ怜の言い分を聞いてない。それからでもいいだろ。凌:ちっ。(腕を振りほどく)美樹生:怜、どうなんだよ?怜:・・・・。守:怜さん・・・。怜:・・・バカになに言っても無駄だろ。     怜、走り去る恵介:おい、怜!!凌:逃げやがった。やっぱりあいつグルだったんじゃねーか!晃一:クソが・・・。凌:おい、このケジメ、どうつけてくれんだよ?美樹生:・・・修兵、今の話、怜に確認とったのか?修兵:え?美樹生:確認とったのかって聞いてんだ。修兵:えっと・・美樹生:どうなんだ!!!!修兵:と、とってないです。美樹生:お前、怜がこんなことする奴だと思うのか?修兵:・・・。凌:おい、無視してんじゃねーよ。美樹生:うるせー!!・・・修兵、怜は俺たちの仲間だろ。よく考えろ。     美樹生、行く恵介:お、おい、美樹生!     恵介、美樹生のあとを追う守:・・・(クズ高メンバーに)すみません。     守、あとを追う修兵:・・・・。凌:あーあ、なんか冷めちまったな。なんなんだよ、これ。晃一:これだから大人は信用できねーんだよ。ジョー:僕達ただのピエロだったね。元気・・・。凌:行くぞ。     凌、ハケ     晃一、ジョー、元気、凌に続く     慎治、修兵の近く通って立ち止まる。慎治:ん?なんだこれ?     慎治、ポケットから写真だす慎治:やべーやべー、また癖でやっちった。これ、お前のか?(写真見せる)修兵:!?いつに間に?慎治:(写真見て)なんだよ、野郎ばっか集まって記念撮影か?修兵:勝手に見んなよ!(奪い取ろうとする)慎治:(かわして)いいだろ、減るもんでもねーし。それにしても、お前なんでこんな隅っこにいんだよ?もっとみんなのとこ寄ればいいじゃねーか。修兵:・・・うるせーな。慎治:ま、気持ちはわかるけどな。修兵:?慎治:お前、どう見てもケンカ強そうには見えねーもんな。だからこんなもん持ち歩いてるんだろ?(ポケットから修兵の武器取り出す)修兵:いつの間に!?慎治:俺もなんだよ。修兵:は?慎治:俺もケンカはからっきしでさ。みんなに引け目感じてたよ。いつか仲間から外されんじゃねーかっていつも隅っこでビクビクしてた。凌のことなんて、おっかなくてろくに目ぇ見て話せなかったからな。ご機嫌取ろうと、なんかかっぱらってみんなに貢ごうとしたり。修兵:え・・・。慎治:でもよ、そんなのなんの意味もなかったわ。逆に凌の野郎にぶっ飛ばされたよ。なめんじゃねー!ってな。そん時、おっかなかったけど、初めて凌の目まともに見たんだよ。そしたらよ・・・クックック。修兵:なんだよ?慎治:クックック。あいつの目元にでっけー目クソついてんだよ!最高だろ?ハーッハッハッハ!(爆笑)修兵:・・・悪いんだけど、なにが面白いのか全然わかんねーや。慎治:バカお前、自分ぶっ飛ばした奴の・・クック・・目元に・・クック・・め、め、目クソだぞ!ダメだ!ウケるー!(爆笑)修兵:なんなんだよ・・・。慎治:ハー、そん時も爆笑しちゃって凌にもう一発ぶん殴られたけど、もう怖くはなかったな。なんてったって・・・め、目クソブハーーー!!!(爆笑)修兵:あ、あんた結局なにが言いたいんだよ?慎治:え?言いたいこと?そんなの知らねーよ!とにかく、あんな鬼のようにつえー奴にも目クソは平等ってことだな。修兵:意味わかんねーよ。慎治:意味なんてわかんなくていいんだよ。それよりよ、麻生の野郎はマジで俺らをはめたのか?修兵:それは・・・もうよくわかんねーや。それに、もう俺のことなんて許してくれねーだろうし。慎治:そういうもんか?謝ればいいじゃん。修兵:美樹生さんの怒りよう見ただろ?そういうもんだよ。慎治:そっか。・・・おい、想像してみろよ。お前んとこの大将に、目クソついてるとこ。でっけーのな。修兵:は?なに言ってんだよ慎治:いいから想像してみ?修兵:なんなんだよ・・・美樹生さんの・・・(想像してみる)・・・クッ・・・アーッハッハッハ!(爆笑)慎治:だろ?修兵:(笑いながら)美樹生さん・・・あんな・・・クールな・・・顔に・・・め、目クソ!ブワッハッハッハー!やべー!止まらねー!(笑い続ける)慎治:・・・。修兵:ヒーッヒッヒッヒー!め、目クソー!あれ?よく見たら・・・は、は、鼻毛―!!グハー!!!な、なんで鼻毛まで出てんだよー!おもしろすぎ、すぎるー!・・・ハッハッハ・・・(笑いすぎて過呼吸)く、苦しー!慎治:おい!笑いすぎだ!なんだお前!なに勝手にその先まで想像してんだよ!修兵:・・・フー。(落ち着く)あー、久々にこんな笑った。慎治:いつもビクビクしてるからだろ。修兵:・・・次会った時、目ぇ見て謝るよ。怜さんにも・・・慎治:ああ、そうしろ。修兵:・・・・れ、怜さんにも目クソー!!ブハー!!!(爆笑)慎治:もういいよ!―暗転―続きをみる

  • 『クローゼット ZERO』〜その6〜
    on 2020年5月30日 at 17:11

    [➅晃一と守]*海老原駅駅前     守   板付き―明転―     守、ボーッとしている晃一、ドーナツ食べながら来る晃一:(守に気付き)あれ?ホー学の・・・あいつ、無駄にかわいいから苦手なんだよな・・・。ってか、こんなところでなにボーッとしてんだ?漫画喫茶マンボーのテーマソング流れる     守、曲に合わせてステップ踏む晃一:えっ?     守、晃一に気付く守:あっ、クズ高の・・・。晃一:お前、今の・・・     守、晃一のドーナツを奪って食べる晃一:テメー!なにすんだよ!守:やっぱり、ここのドーナツはおいしいですね。晃一:おい!守:怒りました?晃一:は?守:怒りましたよね??晃一:なんだお前、そりゃ怒るに決まってんだろ。守:じゃあ、僕のこと、殴ってください。晃一:な、なに言ってんだよ?守:怒ったら殴りますよね?いつもどおりお願いします!(ニコニコ)晃一:言ってることと表情ギャップありすぎだろ!そんなの嫌だよ!守:なんでですか?いつもやってることじゃないですか?晃一:そりゃそうなんだけどよ、こう改めて頼まれるとなんかな・・・。守:ほら、遠慮しないでください。(顔を突き出す)ほら、ほら!晃一:か、かわいい・・・じゃなくて!なんなんだよ、めんどくせーな!ぶっとばすぞ!守:だから、殴ってくださいって言ってるじゃないですか。晃一:あー!!!もういい!とにかく殴らねーから!第一、俺らは今ケンカ禁止中なんだよ!守:ケンカ禁止?晃一:あれ?あれは凌だけだっけな?まあいいや。ってかよ、お前なんでそんなに殴られてーんだよ?そういうプレイか?ドMの変態なのか?守:僕・・・人に殴られたことないんですよ・・・。だからです。晃一:は?守:何事も経験じゃないですか、だからです。みんなに甘やかされるのはもうイヤなんだ。晃一:お前、バカなんだな。守:バカでもなんでもいいです!とにかく殴ってください!じゃないと僕は、いつまでたっても・・・。晃一:ん?守:お願いします!この通りです!(土下座)晃一:!!おい!やめろよ!守:お願いです!(かわいそうな顔)晃一:っく!なんてかわいい顔してやがんだ・・・わかった、わかったよ。そこまでするなら殴ってやるよ。守:本当ですか!?晃一:ああ、一発だけだぞ。守:ありがとうございます!晃一:その代わり、俺の頼みを一つ聞いてもらう。守:え?姉の下着盗んでくるとかですか?晃一:そんなことじゃねーよ!・・・それも魅力的だが・・・。守:わかりました!なんでも言うこと聞きます!晃一:よし、じゃあ歯ぁ食いしばれ。守:はい。(歯を食いしばる)晃一:後悔すんなよ!     晃一、なぐりかかる―暗転―ドカッ!! [⑦打ち解け?]*海老原駅南口凌、晃一、慎治、ジョー、元気、守   板付きダンスの曲(マンボーの曲?)流れる一同:おー。―明転―曲に合わせて守がダンスを踊っている。ダンスうまい、顔に少し青タンクズ高メンバー、感心しながら見てる。凌:なんだよ、お前ダンスうめーんだな。ジョー:ただのかわいこちゃんじゃなかったね。慎治:確かにな・・・ってか晃一!なんでこいつがここにいんだよ?晃一:(無視)おい、今のどうやってやるんだよ?守:足をこう交差させて・・・(やり方教える)晃一:(やってみる)おー!できた!お前らもやってみろよ!みんな、やってみる凌:できた!慎治:たしかにわかりやすいな。晃一:なんで教えるのうまいんだよ?守:姉二人がダンスやってたもので。晃一:そうなのか。でもよ、そんなにうまいのに、なんであいつらと一緒にやらねーんだ?守:美樹生さんたちは、いつも僕の心配ばかりしてくれてて、僕のことを巻き込みたくないみたいで・・・。そんなみなさんの気持ち考えたらなかなか言い出せなくて。僕は一人前に扱ってもらいたいんですけど・・・。ジョー:オー、いわゆるイナゴってやつね。凌:バカ、ちげーよ、アナゴだろ。慎治:それを言うなら・・・晃一:過保護な。慎治:俺まだなにも言ってないのに・・・。晃一:だから殴られてみたかったってわけか。守:はい。晃一:おい、なんでも言うこと聞くって約束なんだけど。守:あ、例のやつですね。寝てる間に忍び込んできたんですけど、かわいい系とセクシー系、どっちがいいですか?(ポケットから下着だそうとする)晃一:下着じゃねーよ!守:えっ?違うんですか?苦労したのに・・・。晃一:そんなんじゃねーんだよ!俺たちに、ダンス教えてくれ!守:えっ?晃一:頼む!お前しかいないんだ!凌:そういうことか。たしかに、こいつに教わったらできるようになるかもな・・・。慎治:こいつら(ジョーと元気)じゃ頼りにならねーもんな。ジョー:慎ちゃんそれはひどいよ!元気:(踊る)晃一:いいから!な、頼むよ!守:べ、別にいいですけど・・・。(人から頼られて嬉しい)晃一:マジでか!!やったぜ!凌:よし、早速教えてくれ!守:じゃあ、次は・・・(教える)みんな、守の言うことを素直に聞いて練習そこに、ホー学メンバーがやって来る美樹生:おい、テメーら、なにしてんだ?守:あっ。美樹生:こいつ連れ出してなにさせてんだよ?(守の顔を見て)!?テメーら守になにしやがった!!!!守:!(顔の傷を隠す)違うんです・・・凌:うるせーな。勝手に俺らのシマ入ってくんじゃねーよ。ジョー:通行料ね!美樹生:あ?(睨む)恵介:ふざけんじゃねーぞ!慎治:てめーがな!ふざけたカッコしやがって。怜:守にも通行料とやらを取り立ててたってことか。凌:なめてんじゃねーよ!先生から通行料なんてとるわけねーだろ!晃一:そうだよ、なんで先生から通行料とるんだよ!!怜:なに言ってんだ?とにかく、こいつは連れて帰らせてもらうぞ。(守を連れてこうとする)凌:勝手なことすんじゃねーよ!慎治:先生は渡さねーぞ!ジョー:そうね!僕たちの先生ね!クズ高、修兵を引っ張り返すお互いが引っ張り合い、ダンスみたいな感じに(できますでしょうか?)M COOL莉奈が通りがかる莉奈:わー、かっこいいダンス!美樹生・凌:!!!莉奈:あ、(怜に)あ、お兄ちゃん。凌:お兄ちゃん!?莉奈:なになに?いつの間にみんな仲良くなったの?合同練習?怜:いや・・・莉奈:あ、今日の晩御飯なにがいい?怜:・・・なんでもいいよ・・・莉奈:もー、いっつもそれなんだから。ま、いいや。じゃあ、練習頑張ってね!莉奈帰るみんな、勢い削がれて変な空気、凌はボーゼンとしている守が、美樹生と怜の前に行き守:ごめんなさい!!僕、調子にのっちゃって・・・晃一:おいおい、先生を怒んないでやってくれよな。俺が勝手に連れ出したんだよ。怜:さっきから、その先生ってのはなんなんだよ?ジョー:彼は僕たちのダンスの先生ね!恵介:は?守がダンスの先生?冗談だろ?慎治:テメーらは先生の才能に気付けなかったみたいだな。晃一:先生、こいつらに見せてやれよ!守:でも・・・ジョー:いくね!はい、ワン、ツー、スリー!(踊りだす)守、つられて踊るホー学メンバー驚き美樹生:どうなってんだよ?修兵:あの守が・・・晃一:どうだ、俺らの先生はすげーだろ。守:・・・(泣き出す)美樹生:守?守:すいません・・・僕、早く一人前に認めてもらいたくて・・・こんなに人に頼られたの初めてで、つい舞い上がってしまって。(晃一に)ごめんなさい、やっぱり僕、先生なんてできないです。僕・・・晃一:先生・・・美樹生:いいよ。一同:!?美樹生:守、そいつらにダンス教えてやれ。守:えっ?恵介:美樹生!なに言ってんだよ!そんなのダメに決まってんだろ!美樹生:守がそんなこと考えてたなんてな。ずっと一緒にいたのに気付かなかったぜ。その点に関しては俺らの負けだ。俺は守に対して、ちょっとアナゴすぎたみたいだな。晃一:過保護な。恵介:そんなの関係ねーだろ!美樹生:守のダンスのうまさに気づいたのはこいつらだ。。いいとこだけ持ってくのは男らしくねーだろ。晃一:さすが大将は言うこと違うねー。恵介:おい!美樹生!美樹生:いいんだよ!守、その代わり、こっちの練習もちゃんと参加してくれよな。お前は大事な戦力だ。守:はい!!ありがとうございます!!ジョー:先生、良かったね!恵介:なんだよ・・・。怜:ちょうどいいハンデだろ。まあ、せいぜい頑張れよ。守:はい!みなさん、頑張りましょうね!(ガッツポーズ)一同:かわいいー!!!凌、怜の前に凌:お兄様!!怜:!?晃一:お兄様!?凌:今までの数々の無礼お許しください!晃一:おい、凌!ジョー:凌ちゃんのマドンナ、彼の妹だったね!まさかの展開ね!凌:お兄様―!!(怜に抱きつく)怜:お、おい。晃一:俺らの大将はどうしちまったんだよ・・・。慎治:恋って怖いな・・・。美樹生:なにがお兄様だコラーー!!(凌に掴みかかる)晃一:なんでコイツがキレんだよ!?美樹生:てめー、調子に乗んなよ!!り、り、莉奈は俺のもんじゃー!!晃一:・・・え?守:美樹生さんも、怜さんの妹さんのことを・・晃一:マジかよ!恵介:(美樹生が莉奈のこと好きなことに)なんじゃそりゃ!!晃一:ビックリした!なんだよ急に。恵介:美樹生・・・凌:てめー!なにが莉奈じゃ!気安く呼び捨てにしてんじゃねー!!美樹生:こちとらガキの頃から見守ってきてんだよ!それを急に出しゃばりやがって!莉奈は渡さねーぞ!!凌:そんなこと知ったこっちゃねーんだよ!り、り、り、・・・莉奈ちゃんは俺のもんじゃー!!晃一:恥ずかしくて呼び捨てできなかった!!怜:おいおい、二人共なに勝手なこと言ってんだよ。美樹生:おい、怜!お前の妹にふさわしいのは俺だよな!?凌:なに言ってんだてめー!!お兄様、俺ですよね?美樹生:バカめ、俺と怜の絆舐めんじゃねーぞ。晃一:たしかに、そこは勝ち目ねーだろ。怜:別に俺が決めることじゃねーしな。美樹生:怜!!つめてーじゃねーか!!晃一:確かに。こいつどこまで冷めてんだ・・・。凌:テメー、勝負だコラ!!!美樹生:上等だよ!!ぶっ殺してやる!!凌:ぶっ潰す!(二人、掴み合う)莉奈、戻ってくる莉奈:あ、お兄ちゃん、美樹生、凌、掴み合いからダンス莉奈:今日、お母さん帰り遅くなるって。怜:わかった。莉奈:(美樹生と怜を見て)ふふふ、ダンス、頑張ってくださいね!莉奈、ハケ美樹生・凌:かわいい~~~!!!・・・はっ!(手を握り合ってるのに気付き、慌てて離す)凌:ケンカはダメだ。テメー、抜けがけしたら許さねーぞ!美樹生:こっちのセリフだよ。守:じゃあ、これからは、合同練習ってことにします?晃一:は?なに言ってんだよ?守:そうしたら、お互い見張ってられますもんね?僕もそっちの方が都合いいですし。ダメですか?晃一:たしかにそうかもしれねーけど・・・凌、どうする?凌:上等だよ。このムッツリスケベ、目を離したらなにするかわからねーからな。美樹生:誰がムッツリスケベだ!テメーの方こそストーカーでもしてんじゃねーか?ジョー:おー、あながち間違ってないね。凌:うるせー!守:じゃあ、そういうことでいいですか??怜さん。怜:まあ、なんでもいいよ。とりあえず、今日は解散にしよう。晃一:たしかに、なんか疲れたな・・・。凌、行こうぜ。凌:おう。(美樹生に)テメー、勝手なことすんなよな。クズ高、ハケ美樹生:うるせーバカ。(みんなに)行くぞ。ホー学、逆サイドにハケ恵介だけ残る恵介:・・・美樹生。(美樹生が莉奈のことを好きなの知ってショック)ジョー、戻ってくるジョー:あれ?まだいたのね?居残り練習?恵介:うるせー、俺はまだ合同練習なんて認めてねーからな。ジョー:でもアンタ達のボスは認めてるね。ボスの言うことは絶対でしょ?恵介:クソ、美樹生の奴・・・。ジョー:好きなの?恵介:は?ジョー:ボスのこと。恵介:ななな、なに言ってんだテメー!そんなわけねーだろ!男同士だぞ。ジョー:そんなの関係ないね。恵介:え?ジョー:LOVEには色んな形あるよ。男同士、女同士のLOVE認めてる国、いっぱいあるよ。恵介:・・・俺、おかしくないか?男なのに・・・。ジョー:全然おかしくないよ。人が人を好きになるの、当たり前のことよ。人間なんだから。恵介:そっか、俺、変じゃないのか。俺、ずっと自分は変なんだって・・・ジョー:変じゃないよ。恵介:そっか。そっかそっか。ははは。(泣き笑い)・・・なあ、なんでわかった?ジョー:なにが?恵介:俺が美樹生のこと・・・ジョー:僕、ちっちゃい頃いじめられてたから、人の顔色伺うの得意なのよ。恵介:いじめられてた?お前が?ジョー:僕、中途半端だから、日本でも、他の国でも。だからちっちゃい頃は誰ともしゃべれなかったね。恵介:・・・。ジョー:でも、凌ちゃんは違ったよ。はじめましての時に、いっぱい話してくれたよ。「お前強そうだな」って。恵介:第一声がそれかよ。ジョー:あの時の凌ちゃん、かっこよかったね!だからそっちのボスより凌ちゃんの方が素敵ね。恵介:なに言ってんだよ!素敵さで美樹生が負けるわけねーだろ!俺が初めて美樹生を見た時なんてな、あいつ、土砂降りの中、捨て犬にエサあげてたんだぞ!そんなの見ちゃったら、俺、俺・・・ジョー:それで一目惚れしちゃったの?恵介:あたりめーだろ!それで惚れねーやつなんていねーだろ!ジョー:ベタすぎるよ!いや、もうベタでもないね!いつの時代よ!恵介:素敵にベタもクソもねーだろ!いつの時代も素敵なもんは素敵なんだよ!ジョー:絶対凌ちゃんの方が素敵ね!恵介:いや、美樹生だ!ジョー:じゃあ引き分けね。どっちも素敵ね。恵介:妥協すんの早いな!まあ、そういうことでいいけどよ。ジョー:うん、どっちも素敵。だから、今はすごい楽しいよ!凌ちゃん達と一緒にいるの楽しいよ!だから、学校なくなると困るね。ダンス、負けられないよ。恵介:そんなの俺だって一緒だよ!負けねーからな!ジョー:居残り練習してく?恵介:・・・やってくか。二人、ストレッチジョー:そのイカした服、どこで売ってるの?恵介:おー、やっぱイカしてるよな!?これは駅ビルの中の・・・―暗転―続きをみる

  • 『クローゼット ZERO』〜その5〜
    on 2020年5月29日 at 19:49

    [➃怜と純子]*麻生家純子   板付き―明転―純子、書斎のデスクで電話している純子:理事長、今更そんなこと言われても困るわ。もう各所動き出してるの。あなたは余計なこと考えないで、自分の仕事だけしてなさい。いいわね。(電話きる)・・・まったく。ノックの音純子:どうぞ。怜、入ってくる  昼間と違い、真面目な格好怜:失礼します。純子:遅かったわね。あなたもいつまでも遊んでばかりいないで、もうそろそろ将来のこと真剣に考えなさい、もう高3なんだから。怜:すみません。純子:あの白鳥って子とも、いい加減に縁を切らないといけないわよ。怜:美樹生ですか?純子:あそこのお宅、今はまだ大丈夫みたいだけど、そのうちジリ貧になるわ。怜:はあ・・そうですね。頃合を見て・・・。純子:まあいいわ。で、どうだったの?うまくまとめられた?怜:少し手こずってますが、大丈夫です。なにせバカばっかりなんで。純子:そう、ならいいけど。(窓から景色を見て)本当、なんにもない街。いいわね?私の代でこの街を変えたいの。ニューヨークに留学してた時に見た景色をこの街で再現してみせるわ。ダンスで町興し、いいと思わない?怜:いいと思います。純子:あなたができなければ、あのままダンサーの道に進むのもありだったんだけどねぇ。あの男との結婚が私の人生の唯一の汚点だわ。理事長も今さら尻込みして頼りにならないし、本当、男っていざという時ダメねぇ。怜:・・・。純子:(怜の頬を撫でて)怜、あなたは大丈夫よね?私の期待を裏切らないでちょうだい。怜:わかってます、母さん。莉奈、入ってくる莉奈:お母さん、ご飯の準備できたよ!あれ?お兄ちゃん帰ってきてたんだ。ご飯できたよ。怜:ああ。純子:莉奈、見ててね。この街を、私の力でブロードウェイみたいにしてあげるからね。そして、その後私は国会にうって出るのよ!莉奈:すごーい!お兄ちゃん、楽しみだね!怜:ああ。3人、ダンス―暗転― [➄ダンスの練習]*海老原駅南口凌、晃一、慎治、ジョー、元気   板付き―明転―ジョーを中心に、ダンスの練習をしているジョー:違う違う、そうじゃないね!もっとパッション入れて、こうよ!凌:こ、こうか?(ぎこちない)ジョー:全然ダメね!凌ちゃんパッションこもってないね!ダンスはパッションよ!凌:なんなんだよ、パッションって!俺、ダンスなんてやったことないんだからもっとわかりやすく教えろよ!ジョー:凌ちゃんケンカの時はパッション入ってるね!ケンカの時みたいな気持ちでやってよ。ケンカの時なに考えてるの?凌:そりゃぶっ殺してやる!って気持ちだよ。こうやってな!(慎治殴る)慎治:なんで!?凌:わ、わりー。晃一:これはまずいぞ・・・ってか本当にやるんだな、ダンス・・・。元気、黙々と一人で踊っている晃一:おい、元気。一人で踊ってないで、みんなに教えてくれよ。元気:・・・こう。(すごい技)晃一:そんなのいきなりできるわけねーだろ!!どうやってやるか教えてくれよ。元気:・・・こう。(すごい技)晃一:だから、「こう。」じゃねーんだよ!やっぱり元気は人に教えるのに向いてないな・・・。ジョー:パッションよ、パッション!凌:おら!(慎治に当たる)慎治:いてっ!!晃一:ジョーも頼りにならねーし・・・。慎治:てかよ、ダンスやるんだったら、まずは曲決めなきゃいけねーんじゃねーの?晃一:曲か・・・確かにな。凌:曲ならもう決まってるぞ。晃一:えっ?マジかよ。何の曲?凌:これだよ。(IPODで曲を流す)曲:長渕剛の乾杯晃一:ウソだろ!?凌:いいだろ、俺が一番好きな歌だよ。晃一:ダンスに向いてなさすぎるだろ!ダメだよ!凌:なんだよ、トンボの方が良かったか?晃一:そういう問題じゃない。ジョー:じゃあ、これは?マンボーマンボーみんなのマンボーー!(漫画喫茶マンボーの、街中でよく流れている曲です。変えてもらっても全然構いません!)晃一:ダメに決まってんだろ!ジョー:日本に来てものすごい衝撃をうけた曲なのに・・・。晃一:知らねーよ!慎治:じゃあ・・・晃一:ダメだ!慎治:まだ言ってないのに・・・。晃一:曲は宿題だ。真剣に考えてこいよ。凌:宿題かよ、聞いただけで嫌な気分になるぜ。ジョー:晃一、急に厳しくなったね。慎治:まだ言ってなかったのに・・・。元気:・・・。(踊る)晃一:やっぱり、ちゃんと教えてくれる人がいないとできるわけねーよな・・・ってか、本当にダンスやんのかよ。続きをみる

  • 『クローゼット ZERO』〜その4〜
    on 2020年5月28日 at 19:14

    [➂ダンス開始]*海老原駅駅前凌、晃一、慎治、ジョー、元気   板付き晃一:おい、凌、あんなタンカきったのはいいけどよ、たしかに麻生の言う通り、大会出ないと廃校になっちまうんだぜ。なにか考えあんのかよ?ジョー:凌ちゃんに考えなんてあるわけないね、いつも考えるよりも先に体が動くんだから。凌:うるせーな。あんな舐められっぱなしじゃいられねーだろ。ったく、なにがダンス大会だよ、どうせなら殴り合いで決めさせろよな。せめて格闘技で。おらっ!(正拳突きで慎治に寸止め)慎治:うわっ、あぶねーな!それにしても、市長はなに考えてんだよ。こんなことやってるヒマあったら、商店街にもっと人来るようにしてくれよな。晃一:慎治んちの店、厳しいのか?慎治:ま、俺んちだけじゃなくどの店も同じようなもんだけどな凌:あー!ムシャクシャすんな!誰でもいいからぶっ飛ばしてー!!(シャドーボクシング)晃一:あぶねーなー。凌:(何かに気付く)!!おい、隠れろ!晃一:は?なんだよ急に。凌:いいから!!(みんなを強引に連れてく)全員隠れる(ハケ?)莉奈、携帯で喋りながら来る莉奈:ねえ、私、教室に雑誌忘れてなかった?バッグに入れたと思ったんだけど入ってなくて・・・うん、先生に見つかったら没収だもんね。ウメジュンの生写真入ってたのに・・・。うん、また探してみる。あ、ねえねえ、さっき駅前でケンカがあったの。怖かったー!たぶん鳳凰学園と九頭竜高校の人たちだと思うんだけど・・・うん、そうなんだけどさ。本当、ケンカする人って最低よね。暴力ふるう人、大っ嫌い!それでね・・・莉奈、ハケ一同出てくる晃一:おい、ひょっとして今のが・・・ジョー:そう!凌ちゃんの憧れのマドンナね!慎治:マジかよ!!メッチャかわいいじゃん!あれ?さっきホー学の奴らとモメてる時に通りがかった子じゃね?凌:・・・・。晃一:おい、凌、どうしたボーッとして。ジョー:見とれすぎてラリっちゃった?凌:・・・ケンカする人・・・最低?晃一:あ・・・。凌:・・・暴力ふるう人・・・大っ嫌い?ジョー:確かにそんなこと言ってたね。晃一:ま、まあ、凌のこと言ってたわけじゃないしな・・・元気:(凌を指差して)ケンカと暴力ばっかり。晃一:おい!元気!!凌:うおー!!(慎治の首をしめる)慎治:なんで俺!?元気:すぐ暴力。凌:グッ・・・(動き止まる)ジョー:凌ちゃん全部あてはまってるね。晃一:ジョー!・・・凌、今のはたまたまだよな?凌:・・・(手を離し、うなだれる)嫌い・・・最低・・・。一同:・・・。慎治:あっ!そういえば!(学ランの中から雑誌を取り出す)これ、あの子のだ。晃一:お前、またスったのか?慎治:つい癖でな。(中から生写真を取り出す)おっ、これか、ウメジュンってのは。凌以外、写真覗き込む晃一:これまた・・・ジョー:さわやかねー。元気:高校生アイドルグループ「時雨(しぐれ)」のセンター、梅本潤。演技良し、歌良し、なにより激しくて華麗なダンスは見るもの全てを魅了する、現在人気実力共にナンバー1のアイドル。一同:!?晃一:お前、こういうの詳しかったんだな・・・。元気:誰かさんとは正反対。晃一:だからそういうことを言うなって!・・・り、凌、まあ、今回は縁がなかったってことでさ・・・もっと凌に合った女もいるよ!あ、妹紹介しようか?かわいいぞー、まだ4歳だけど・・・凌:・・・やめる。晃一:え?凌:やめる。慎治:お、おう、そうした方がいいよ、もっと釣り合った子にしとけって。凌:ケンカをやめる。慎治:はっ?凌:今後一切ケンカはしねー!晃一:おいおい、なに言ってんだよ、そんなの無理に決まってんだろ。クズ高史上最強最悪と言われたお前がケンカやめるなんて。慎治:クズ高の暴れん坊悪代官って言われた凌が!ジョー:そうね!ライオンがベジタリアンになるって言ってるようなもんね。黒柳徹子がボウズにするって言ってるようなもんね!元気:絶対無理。凌:うるせーうるせーうるせー!!ケンカやめるっつったらやめんだよ!男に二言はねぇ!晃一:マジかよ・・・。おい、凌、ほれ(エロ本を見せる)凌:ふん。(怒らない)晃一:おー。ジョー:このチキン野郎!凌:ぐ・・・(ガマン)元気:ムッツリスケベ。凌:ンググ。(ガマン)慎治:(はしゃいで)やーい、このバカゴリラー!お前の母ちゃんでーべーそー。おしーりペンペン!凌:おらー!!(慎治のお尻蹴り上げる)慎治:なんで俺だけー!!晃一:今のはお前が悪い。ジョー:たしかにね。元気:調子乗りすぎ。慎治:なんだよ・・・。凌:とにかく、ケンカはもうやめだ!!晃一:どうやら意志は堅そうだ。凌:おい、ダンスやるぞ!晃一:は?凌:ダンスやるぞ!慎治:は?凌:ダンスやるっつってんだよ!晃一:ちょっと待てよ、お前さっきまであんなに嫌がってたじゃねーか!凌:ウメジュンだか皇潤だかしらねーけど、そんなもやしみてーな奴に負けるわけにはいかねーんだよ!ダンスやるぞ!もちろんお前らもな!晃一:俺らも!?凌:なんだよ、お前ら学校なくなってもいいのか?慎治:マジかよ、どんだけ単細胞なんだよ・・・。凌:うおーーー!!ダンスやるぞ!!!ジョー:いいねいいね!じゃあ僕がブラジル仕込みのダンスをレッスンしてあげるね!晃一:お前ブラジルいたのかよ?こないだはフランスで絵を習ってたって言ってなかったか?ジョー:細かいことは気にしなーい!さ、レッスンレッスン!まずはリズムとってステップねー!(踊りだす)凌、晃一、慎治、マネしてみるが、ぎこちない。晃一:これは先が思いやられるぞ・・・ってか、本当にやんのかよ、ダンス・・・。そこで、元気が参加。ダンスうまい。一同:うまー!!元気、すごいダンス晃一:お前なにもんだよ!!!―暗転―続きをみる

  • 『クローゼット ZERO』〜その3〜
    on 2020年5月27日 at 19:01

    [➁合併のルール]*海老原駅北口美樹生、守、恵介、修兵凌、晃一、慎治、ジョー、元気   板付き―明転―にらみ合ってる両校凌:テメーらと合併ってどういうことだコラ。美樹生:それはこっちのセリフだよ。恵介:お前らが俺らの下につくって言うなら仲良くしてやんねーこともねーけどな。凌:調子乗ったこと言ってんじゃねーぞコラー!!恵介:!!(ビビる)凌:あんま舐めたこと言ってるとぶっ殺すぞ!(恵介に掴みかかろうとする)恵介:ヒッ!(思わず守の陰に隠れる)凌:グッ・・・かわいいな・・・。(守のかわいさに怯む)美樹生:てめー、なにしてやがんだ!(凌の腕を掴む)凌:あっ?やんのかコラ!(美樹生の襟首をつかみ返す)一同、臨戦態勢(修兵は武器を出したり、など)そこに莉奈が通りかかる莉奈:(ケンカの様子を見て)キャー!!美樹生・凌:!!!(思わず手を離す)美樹生:いや、これは・・・凌:あ、あの・・・莉奈、逃げる(その時に、慎治の近くを通り、慎治、莉奈のカバンから雑誌をスっている)怜、来る怜:ん?どうした?美樹生:いや、なんでもねー。怜:(クズ高メンバーを見て)これはクズ高のみなさん、おそろいで。まさかお前らの学校と合併することになるとはな。困ったもんだ。凌:俺は認めてねーぞ。怜:認めるもなにも、これはもう決まったことだからな。俺だってそんなことは嫌だが俺らが騒いだってどうこうできることじゃないんだよ。ま、バカなクズ高にこんなこと言ってもわからないか。晃一:てめー!     クズ高、怒り怜:それに、合併はするが、お前らと一緒に通うなんてことにはならない。晃一:どういうことだ?怜:バカなお前らに説明しても理解できるか分からないが・・・慎治:テメーはいちいちムカつくな。ジョー:そうよ、バカって言う方がバカってフランスのことわざにもあるよ!怜:(無視)今回の話、合併ってのは建前で、実質どちらかは廃校になる。一同:廃校!!!!??怜:合併と同時に生徒の縮小も行うんだ。両校の代表が試験を受け、基準に満たなかった方の生徒は全員退学。生き残れるのはどちらか一校のみ。凌:ふざけんじゃねーぞ!!!テメー・・・・・・今の話どういうことだ?晃一:わかってなかったのかよ!凌:サッパリだ。慎治:俺もだ。ジョー:僕もね。元気:(自分も、というジェスチャー)怜:やっぱりバカには理解できなかったか。晃一:くっ・・・。美樹生:ハッハッハッハッ。怜・・・俺もわからん。晃一:お前もかよ!恵介:俺も。守:僕も・・・。修兵:ふっ、僕もです。晃一:そっちもわかんねーのかよ!こいつら、俺ら以上にバカなんじゃねーか?とにかく、俺らクズ高とお前らホー学で勝負して、負けた方の学校は全員クビ、そういうことか?怜:バカにもわかるように言うと、そういうことだな。凌:ちょっと待てよ、じゃあどっちにしても俺らの学校は無くなるってことじゃねーか!ふざけんじゃねーよ!好き勝手ルール決めやがって、てめー何様のつもりだよ?怜:はぁ、どこまでも単細胞な奴らだな。そんなこと言ったらこっちだって同じ条件だ、そう決まったんだからしょうがないだろ。そもそも俺が決めたことでもない。俺に文句言ってどうする。美樹生:おい、怜。俺らも初耳だぞ。怜:今さっき決まったみたいだ。修兵:それにしても、廃校ってよ、かなりリスクが高いですよ・・・。怜:心配するな、あんな奴らに負けるわけないだろ。     クズ高、反応凌:なんだとテメー!もういっぺん言ってみろよ!怜:バカは一回じゃわかんないのか・・・(睨みきかせる)お前たちみたいな単細胞の集まりに負けるわけないって言ったんだよ。これでわかったか?凌:上等だコラ!!ふざけやがって!!!やってやる!やってやるよ!!!晃一:お、おい、凌。凌:こんな舐められっぱなしでいられるかよ!こいつらぶっ潰してやるよ。怜:ほー、じゃあクズ高の代表はお前らってことでいいんだな?凌:あたりめーだろ!めんどくせーから、今すぐ勝負つけてやってもいいんだぜ。かかってこいや!美樹生:上等だよ!怜:おい待てよ。誰がケンカで勝負するって言った?凌:あ?勝負っていったらケンカだろ。怜:代表が試験を受けるっていっただろ?これだからバカは困る。晃一:試験?慎治:試験って、勉強ってことか?ふざけんなよ!俺らが勝てるわけねーだろ!ジョー:そうね!フコーヘーね!晃一:いや、こいつら相手だったらいい勝負かもよ。恵介:へっ!ビビりやがって。負け犬の大声だな。守:違いますよ、それを言うなら、負け犬のオーボエですよ。修兵:バカ、それじゃ楽器になっちゃうだろ。正解は、酒やけの鼻声だよ。守:なるほど。恵介:さすが、修兵は頭の出来が違うな。晃一:ほらな。こいつら絶対バカだもん。怜:安心しろ、勉強でもない。凌:じゃあ、なにで勝負するってんだよ?じゃんけんか?晃一:そんなわけねーだろ!なんでこんな大事な事じゃんけんで決めんだよ。美樹生:違うのか・・・。晃一:お前もそう思ってたのかよ!ジョー:じゃあカラオケ?晃一:それもねーよ!恵介:わかった!オシャレだろ?晃一:なんだよその勝負!修兵:サバゲーだったら負けませんよ!晃一:試験だって言ってんだろ!慎治:じゃあ・・・晃一:ちげーよ!!慎治:まだなにも言ってないのに・・・。晃一:(怜に)おい、もったいぶってないでとっとと教えろよ、めんどくせーな。怜:それは・・・ダンスだ。晃一:そう、ダンスに決まってんだろ。なるほど、ダンスか・・・ダンス!?美樹生:おい怜、冗談だろ?怜:冗談じゃない、本当だ。ほら、これを見ろ。(ポケットから紙を取り出す)守:(紙を受け取り)・・・きゅ、きゅう、、とう、りゅう、高校との・・・あわせあわせの件?晃一:全然漢字読めねーじゃねーか!(紙をひったくる)九頭竜高校との合併の件な。・・・本当に、ダンスってなってる・・・両校の代表が、海老原市主催のダンス大会に参加、その成績でどちらが廃校かを決める・・・ジョー:カラオケおしかったね。晃一:な、なんでよりによってダンスなんだよ?怜:この海老原市のウリってなんだ?晃一:あ?恵介:こんなさびれた町にウリもクソもねーだろ。修兵:たしかに。この町じゃ欲しい部品買いたくても、どこにも売ってないしね。ジョー:でも駅前のドーナッツ屋さんはおいしいね。守:あ、あそこのドーナツおいしいですよね。僕はフレンチクルーラーが好きです。ジョー:おー、君わかってるね!晃一:なにで盛り上がってるんだよ。ジョー:この子、かわいいよねー。晃一:かわいいよねーじゃねーよ!今そんなこと言ってる場合じゃねーだろ。守:あー、あそこのドーナツのこと考えただけで、ほっぺが落ちちゃいそう(ほっぺたおさえてかわいい顔)一同:か、かわいい~!!(デレデレ)晃一:(我に返る)はっ!おい、みんな!しっかりしろ!あぶねーとこだったぜ。あんまりあいつのこと見るなよ。・・・なんの話してたっけな。・・・そうだ!(怜に)ってかこの町のウリがなんなんだよ?怜:この、なんのウリもないこの町を、市長はダンスで町興ししようとしているんだ。晃一:は?怜:この町の文化レベルを上げるには、勉強に力を入れてもしょうがない。晃一:たしかに、この町には、この2つしか学校ねーしな。勉強はどうあがいても無理だ。怜:そこで市長は、学問はあきらめ、ダンスで町の知名度をよくしていこうという考えになった。その手始めがこの大会というわけだ。全国から参加者を集めるらしい。晃一:この市にはバカしかいないのか・・・。凌:あ〜!よくわかんねーけど、ダンスなんてナンパなことやってられっかよ!ふざけんじゃねーぞ!勝手にやってろ!おい、(みんなに)帰ろうぜ。晃一:たしかに。バカらしい。クズ高メンバー、帰ろうとする怜:逃げんのか?一同立ち止まる凌:あ?怜:さっき代表やるって言ったろ?それがやりたくないことだってわかったら尻尾まいて逃げ出すのか。九頭竜高校の比留間もたいしたことねーんだな。凌:逃げてるわけじゃねーよ!怜:まあ、しょうがないか。クズ高なんて、頭も、金も、根性もなにもない空っぽなやつらの集まりだもんな。     凌、怜をぶっ飛ばす一同:なっ!     美樹生、凌に掴みかかる美樹生:てめー、なにしてんだコラー!!凌:さっきからおとなしく聞いてりゃ調子に乗りやがって!誰に口きいてると思ってんだテメー!ぶっ殺してやんよ!美樹生:その前にテメーをやってやるよ!     美樹生、凌に殴りかかろうとする怜:そんな必要はない。     美樹生、止まる美樹生:怜?怜:こいつらがどんなに暴れたところで条件が変わることなんてねーんだ。やらねーって言うんならおとなしく廃校になるのを待ってるんだな。凌:・・・てめーらボンボンの遊びに付き合ってるヒマはねーんだよ。     凌、美樹生、睨み合い凌:(美樹生に)テメー、いつかやってやっからな。(クズ高メンバーに)おい、行くぞ。クズ高メンバー、ハケ美樹生:いつでもかかってこいよ。修兵:怜さん、大丈夫っすか?怜:たいしたことねーよ。あいつら、暴れることしか脳がねーからな。参加しなきゃどっちみち廃校だってのに、どこまでもバカだな。美樹生:それにしても、まさかダンスの大会とはな。恵介:相変わらず、怜の母ちゃんが考えることはぶっ飛んでんな。修兵:ちょっと前に、女性専用のバスなんてのも作りましたもんね。。怜:そういうわかりやすい事の方が市民には受けるんじゃないか。あのババア、市長の椅子を守るのに必死なんだよ。恵介:でもよ、ダンスで町興しなんてできるのかよ?怜:さあ?とにかく、俺達はその大会で成績を残すことを考えるんだ。守:・・・怜さん、本当にダンスの大会で決めるんですか?怜:ああ、こんなこと嘘ついてもしょうがないだろ。恵介:どうした?守、ビビってんのか?守:いや、そうじゃないんですけど・・・美樹生:守・・・お前は無理して参加しなくてもいいんだぞ?。守:えっ?怜:そうだな、今回の勝負は負けるわけにはいかない。俺達に任せとけ。ダンスはガキの頃からやらされてるからな。俺がしっかりこいつら指導するから大丈夫だ。俺たちが、負けるわけない。守:でも・・・美樹生:守、お前のその気持ちだけで十分だ。しっかり応援頼むぞ!恵介:ったく、美樹生は守に甘いんだよな・・・。美樹生:な?守。守:・・・わかりました・・・。皆さんのお役に立てるのが僕の幸せですから、一生懸命応援します! みなさん、頑張ってください!(ガッツポーズ)一同:かわいいー!!!美樹生:守!もう一回それやってくれ!―暗転―続きをみる

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