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ウーマンラッシュアワー さん

ウーマンラッシュアワー

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人[ウーマンラッシュアワー]村本大輔/中川パラダイスのネタ動画や情報を紹介。

ウーマンラッシュアワー


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ウーマンラッシュアワー メンバー

村本大輔

よみがな:むらもとだいすけ
本名:村本大輔
生年月日:1980年11月25日
血液型:O型

中川パラダイス

よみがな:なかがわぱらだいす
本名:中川和宗
生年月日:1981年4月12日
血液型:B型

Blog

村本大輔note

  • 1ドル札
    on 2024年3月27日 at 00:05

    その日は何もなかった、オープンマイクも予定がなく、ニューヨークの知り合いのコメディアンのブルックに「今夜、どこかでやってる?」って聞いたら「やってるよ、あと20分ほどで締め切られるけど」って返事が来て、部屋でゴロゴロしてたのですぐに上着を羽織ってタクシーに乗ってそのコメディクラブに向かった。いつもは5、6人の場所で、しんみりやってるはずのオープンマイクに、たくさんの人がいた。ブルックを見つけて「これ全員お客さん?」って聞いたら「そうだよ」っていうからニューヨークきて、こんなにたくさんの人の前でやる機会なんか少ないから、めちゃくちゃ嬉しくて「今夜でる芸人は?」って聞いたら「彼ら全員だよ」って言われて思わず「ファック!!!!!」って叫んだ。おれは小さなコメディクラブのオープンマイクでばっかりやってるから、なかなか普通のお客さんの前でやる機会がなく、やっと、チャンスが来たと思ったら、芸人の前、芸人て日本もアメリカもだけど素人もプロもちょっとひねくれてて、うけるところで笑わず、変なところで笑ったりするから、嫌だった。とりあえず受付に行ったら、1ドル一枚って書いてて、これなに?って聞いたけど受付の人の英語が早くてよくわからなくて、とりあえず無難に3枚で3ドル買った。あとで翻訳機を使ってブルックに「これなに?」って聞いたら、どうやら自分の名前をここに書いて、それをバケツの中に入れるんだ、と。司会の芸人が、それを引いて名前が出た人たちがネタをしていく、だから、全員が出れるわけじゃない、と言われた。まあこんなにいるから全員やってたら大変なことになるな、と思って会場の椅子に座って、MCの芸人、3人いて彼らがまず順番にネタをする。言葉は全くわからないけど笑いの数や、話し方で、こいつはなかなかやりおるな、というのはわかる。それは日本でずっとやってきたから、共通する匂いがある。彼らのネタを見たあと、彼らは舞台上の椅子に座った。「あぁ彼らにここで見られるスタイルのライブなんだ」とこの時は思ってた、バケツから名前が引かれ、最初の芸人が舞台に上がる、そしてネタが終わり、MCとトークをする、そしてなにやら、採点とダメ出しされてる。ここで気づく、「ん?なんだこのライブ!M-1みたいなやつ」慌ててブルックのところに行き、これはなんだ、と聞いたら「ひとり3分ネタをして、点数をつけられるんだよ」と。あ、まじか、と、新ネタをする予定だったけど急遽勝つために、3分の構成を考えた。まずこれやって、これやって。3枚の名前を入れていたおかげで名前が呼ばれた。もちろん「だいすけ」なんか発音されない。「だいすぅーくぅぇー」みたいな中東系の名前のように呼ばれた。一番、やりたかったイスラエルのネタをやったら、そこまでは受けたのに一気に静まり返って、なんなら、「おぉ、、」てドン引きしてるやつまでいた。やばいと思って、すぐにそいつをいじった。お前はあれだろ、シオニストだろ、ここは笑いのエルサレムだからな」とか、なんか咄嗟にそんなことを言って笑いが取れた。正直、イスラエルネタはニューヨークでもウケる時とひかれる時があった。でもいいたいネタだからやったけど、あんまり良くない方に行った。でも、なんとか咄嗟にアドリブが出て助かった。最後に一番最近気に入ってるコロナネタ。めっちゃ笑いが起きて司会の芸人達も爆笑してるのがわかった。てか、途中から空気が完全に味方してるのがわかったから伸び伸びやれた。終わりでブルックが飛んできて「一位通過だよ、決勝に呼ばれるから、もうひとネタ用意しといて、決勝はひとりひとつジョークやって観客の拍手で決めるんだよ」と言われた。僕は決勝に選ばれ、拍手で優勝することができた。そして謎の札束を渡された。これはなんだ?と聞くと賞金だよ、と。みんなの参加費を優勝した人が総取りらしい。みんな驚いてた、お前、何も知らないんだな、なんだと思ってたんだ、と。終わりで彼らに囲まれてインスタ教えて、うちのショーにでて、とか、ちやほやされた。僕はこの夜にいろんなことを実感した。まず一番大きいのが、居場所を作ったということだ。いつだって、自分の作ったネタが自分に居場所を与えてくれた、面白いネタを作れば作るほど、人が集まってきて、僕という人間がアジア人でも男でもなく、一人の面白い人間として見られて、こうやって、次もライブあるからきて、と、場所をくれる。そして僕のネタは丸暗記だ。英語小学生レベルの僕は、丸暗記でネタを覚えてる、これがまあ大変で、一日中独り言を言ってニューヨークの街を歩いてる。それをBARの店員さんやカフェの店員さん達に試して「発音を直される」舞台に上がると、緊張と興奮で10出来てるものが7ぐらいになるから日頃から20やっとけばどんな時でも、うまくやれる。今夜はニューヨークのまだ駆け出しのコメディアン達がやる場所だったと思う。しかし、自分が一番信じてるネタというスタイルで自分の居場所を作れたこと、あと練習してきたことが報われたこと、そして、アジア人だから、とかではやく、面白いからそうでないか、という素直な世界にいたということ。ライブ終わり、ウィリアムズバーグブリッジを渡って帰る時に色々考えた、素人ばかりの場所で勝っても、100ドルそこそこの賞金で、喜んでも、という人もいるかもしれない、しかしこの喜びはそこではない、芸人としておれはいまニューヨークで生きてるという実感があったんだ。大好きな芸人、ジョージカーリンの言葉を思い出した。「人生とは呼吸の回数ではなく、どれだけ心が感動で震える瞬間があったかで決まる」Life is not measured by the number of breaths we take, but by the moments that take our breath away.」帰りにマンハッタンの好きなワイン屋にいって、馴染みの店員に報告した「今日優勝したんだよ!」と。彼はまじか、とめちゃくちゃ喜んでくれた、この店でもいつも飲みながら、ジョークを作っては彼に聞いてもらってたからだ。すると隣に座ってる白人のタトゥーだらけの大男が泥酔して絡んできた。めちゃくちゃ低い声でけんか腰で「ジョーク言ってみろよ」と。やりたくなかったんだけど、こういう緊張の中でやるのも経験だと思って、一つジョークをやったら彼は吹き出して、笑った。そして財布から一ドル出して渡してきた。なんだろう、このお金は何も嬉しくなかった。芸人達が金のない中、夢見て払った参加費の1ドル札とはなにか違った。紙切れにしか見えなかった。その時、店の中でスモッグというミュージシャンのI was a Strangerってのが流れた。めちゃくちゃいい曲だったのでダウンロードして帰り道それを聴きながら帰った。続きをみる

  • NYCで笑いがお金になった瞬間
    on 2024年3月26日 at 14:54
  • Wine Trigger
    on 2024年3月25日 at 08:14

    僕たちの頭の中にはたくさんの思い出があって、ふとした時にその引き出しが開くことがある。僕は日本にいる時からナチュラルワインが大好きで、全国をライブで回ってる時に仲良くなった人たちとワインを飲む。自慢じゃないけど何周日本を回ってるんだってぐらい日本中でライブをやっていて、街の人たちが僕のワイン好きを知っていて「これおいしいよ」「これ好きだと思うの」って持ってきてくれる。今日は日曜、夕方からオープンマイクがあった、僕のアパートから徒歩数分のところだった、そこでネタをやった、結果はそんなにってかんじで、トボトボと歩いてたらワイン屋さんが、一本買って行こうかと中に入ってみていたら可愛いモグラのジャケットのワインがあった。引き出しが空いた。函館に僕の大好きなパン屋tomboloがあって、そこの店主のともちゃんと飲んだワインの色違いだった。ともちゃんは函館でライブをやる時、よく来てくれる。いつもライブ終わり、ともちゃんのパン屋に行って、中でワインを飲む。ちょうどいいサイズのストーブがあって、営業中に置いてたパンの匂いが少しする店内で、いろんなことをあの場所で語り合った。ニューヨークのワイン屋さんで、その引き出しが開いて、それらの想い出がバーーーっとよみがって来た。最近、ネタ作りと練習で必死になってて、立ち止まることがなかった。そのワイン屋で僕はふとあの時のことを思い出した。音楽を聴いて好きな女の子との思い出すかのように、ワインはあの時の楽しかった夜を思い出させてくれた。今日はお客さんが10人ぐらいの地下のコメディクラブだった。あんまり笑いがなくて悔しかった、そんな気持ちで歩くまだ冬の気配の残る肌寒いニューヨーク、コメディクラブの帰り道だったけど、なんか思い出で心が温まった。そしてそのワインを買って帰った。続きをみる

  • 列に並ぶ
    on 2024年3月25日 at 01:32
  • 私たちの〇〇が
    on 2024年3月24日 at 08:01
  • 真夜中に書くジョーク
    on 2024年3月23日 at 14:53

    夜中に描いたラブレターで恋が実ることがあるのだろうか。中学校の時に好きだった女の子にいつもラブレターを書いたのは夜中だった。だから渡したことはなかった。溢れる思いを夜中のテンションで紙に書いた。朝見ると吐きそうになる文章をいつも破り捨ててた。大人になった今だって夜中になって、さらにお酒を飲むと、そしてひとりぼっちの時はあの頃のようにSNSに自分の気持ちを書いてしまう。よく人はそれをデジタルタトゥーだなんていうけど、それは違うと思ってる、残ってるのはお前のスマホの中であっておれのスマホ上では消してるから、おれのタトゥーではないんですけども、と。とにかく、今夜はビールを飲んでネタを作ってる。絶対に受けないやつだとわかってる。でも、言葉や文字が必要以上に走ってる時、暴走してる時、僕にはまだ生きてる心があるって気付ける。続きをみる

  • Old man midnight
    on 2024年3月23日 at 09:45
  • ニューヨークの夢は?
    on 2024年3月22日 at 12:31
  • アドリブ
    on 2024年3月22日 at 07:40
  • 舞台にネタを持っていくまで
    on 2024年3月22日 at 06:10

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